Hi-5 "All is Calm, All is Bright"
Hi-5の新譜!!!!!!!!!
今なおバンドのWikipediaは作られてないしググったらトップに出てくるのはオーストラリアの同名のテレビ番組ってぐらい知名度はイマイチだけど、メジャーじゃないバンドに踏み入れるきっかけだったHi-5は自分の人生にものすごく大きな影響を与えた。beat's comeは多分これまでのどんなアルバムより愛聴してる。
当時は爆音ギターレスバンド、みたいなキャッチフレーズで売り出されてたと思うんだけれど、まさしくそのサウンドに聴き惚れてしまい、過去作からオムニバスCDまで貪るように聴き入っていた。
B'zがこの世の全てだった自分が新境地に足を踏み入れた瞬間だった。
Hi-5 - DISCO-SOUND-FEEDBACK-OK - YouTube
↑いや、youtubeには上がってないけど、Song.5とかFellowとかアルバム収録曲もれなく超最高なんすよ。。。
その後リリースされたMUSIC RE-STARTはバンドの疾走感が薄れてちょっと雰囲気変わったんだけど、代わりに浮遊感と歌モノとしての完成度が増して、違う魅力が引き立つ良作だった。この頃までのHi-5が本当に大好きで。
Hi-5 - フューチャーエレクトロパレード - YouTube
しかし以降リリースされたLiving in TOKYO LIFEやHi-5(S/T)は、さらに歌モノ押しと4つ打ちが強まり、持ち味だったギターレスがギターを持ち出す始末。大好きな爆音ギターレスバンドの見る影はもはやなく、徐々に興味を失う。
その頃にはポストロックとかそっちに食指が移り、あまり真剣にHi-5の動向を追わなくなっていったが、淡々と一定のペースで活動していたのは何となく知っていた。けど、大きな舞台に上がってくることはないんだろうな、という印象で特に期待することもなくなっていた。
そうこうしてるうちに13年。まさかの新譜リリース。
Hi-5アルバム出します!フルアルバムは13年ぶり!デビュー記念日の10/25にリリースです!ヨロシクお願いします! https://t.co/bZcagAYHqB
— ノグチテッペイ (@TEPPEIYOUNG) 2017年8月15日
まだ全然終わってなかった。バリバリやってんだ。
否が応でもアガるでしょうよ。
そんなわけでワクワクしながら新譜を聴いてるんですが、位置付けとしてはやっぱりLiving in TOKYO LIFE以降の歌モノ感が強いんだけど、サウンドがすごく印象的な曲が多くて、期待以上の良作だと思います。最初聴いたときあんまりピンと来なかったけど、2〜3週するうちにどんどん好きになってきた。Spining AroundもいいけどUniverseとかSign、17も好き。
Hi-5 - spinning around - YouTube
beat's comeを聴いたときの衝撃には及ばないけれど、13年の時間を経て今Hi-5の新譜が聴けたことが本当に嬉しいし、思い出深い1枚になりそうです。いやーありがとうHi-5。そして願わくば関西にもライブ来てください。
B'z Loud-Gym -IN YOUR TOWN NIGHT-
生まれて初めて買ったCDアルバムはB'zのTreasureだった。中学生だった当時、音楽に興味を持ち始めてまずは何を好きになるところから始めるか、GLAY?L'Arc〜en〜Ciel?Dragon Ash?いや、敢えてみんなが掘り下げてないB'zで行こう!そんな気持ちで聴き出して、B'zきっかけで音楽っていいなってなってそこから裾野を広げて今に至ってる。
今も音楽は大好きだし、原体験ともいえるB'zは相変わらず定期的に聴いている。が、最近はそこまでしっかり追えておらず、持ってるアルバムも一番新しいので2005年リリースのTHE CIRCLE。今やそこまで熱心なファンとはいえないけれど、何とはなしにこのイベントに行ってみた。
ライブハウスでB'zのライブ音源をひたすら聴く、というファンミーティング色の強いイベントだったけれど、昔の曲とかも普通にやっててアガった。GO GO GIRLSとか15年ぶりぐらいに聴いた。最高。
映像なしでライブ音源だけ聴くって楽しいんかなって思ったけど、B'zのライブ行ったことない自分としては、ライブハウスの音響で聴いてるだけで擬似体験してる高揚感を味わえてそれなりに楽しめた。次回は最新作の視聴会みたいになるっぽいけど、今度は映像付きでライブ音源聴いてみたいので今後に期待。
ちなみに会場でビール飲んでたら知らない人に声掛けられて「もしかして(会社名)の人ですか?」「毎朝電車でお見かけしてて」「今日は私服で通勤してるなーと思ってたらこんなとこで見つけるとは思わなくて」「つい声掛けてしまいました 」っていうのがあった。怖えよマジかよと思ってよくよく話聞いたら職場の他部署の人やったことが判明し、その後も曲の解説とかしてくれて何か楽しかった。他人とガチでB'zの話したことって無かったので18年間燻ってた魂が救われた気がした。感謝。
荻須先生の話
何か急に思い出したので、唐突にも高校時代にお世話になった先生のことを書く。
荻須先生は高3のとき赴任して来た国語の先生で、当時で50歳ぐらいの女性だった。
といっても他の学年を受け持ってたので基本的に接点はない。
最初にピンと来たのは学校で配られたプリントだった。赴任した先生の自己紹介が列記されてて、基本的には流して読んでしまうところだが、荻須先生はそこに好きな音楽のことを書いていた。
『ロックが好きです。バッファロードーターetc』その一文が目に留まった。
当時バッファロードーターのことなど全く知らなかったけど、「あ、音楽好きなんやこの人」と思った。が、それだけで、荻須先生のことに興味を持つでもなく終わった。
半年ほどして、一度だけ荻須先生の授業を受ける機会があった。そのとき自分は一番前の席で授業を受けていた。当時の高校生は、通学鞄とは別に、プリントやノートを入れるプラスチックのケース(名前わからん)を持ち歩いており、そこに何かしらのステッカーを貼って個性を演出していた。自分は人間プログラム(THE BACK HORN)のジャケットのステッカーを貼っていた。
こういうやつ
これ貼ってた(今あらためてみると怖いな)
終業のベルが鳴って皆が教室から出ていくそのとき、荻須先生に声をかけられた。「バックホーン好きなの?」
50歳(推定)の大人の口から「バックホーン」という単語が出てきて大層驚いたが、その場ではそんなに話が盛り上がった記憶はない。けれども先生が他にどんな音楽聴いてるんだろうという興味が沸々と湧き出した瞬間であった。
センター試験が近付いた頃、国語でわからないことがあり職員室を訪ねた。いつも質問していた先生が不在だったので、荻須先生に声をかけ、質問した。疑問が解決したら音楽のことが聞きたくなり、あらためて尋ねた。先生どんな音楽好きなんですか。先生はいろんな話をしてくれた。
フジロックに行った帰りに入ったレストランでTOSHI-LOW夫妻と相席になった話がすごく面白かった。最近好きなのはボアダムスでこの前にライブ見たときはメンバーがドラムしかいなかった、スーパーアーというアルバムがかっこいい、という話も興味深かった。自分の好きなもののことをめちゃくちゃいっぱい知ってる人に出会えたことが嬉しかったのをよく覚えている。先生、ぼく京都の大学行くつもりなんです。ほら、くるりとか、つじあやのとか、YOGURT-poohとか、京都の人じゃないですか。
それでもその後、荻須先生とはほとんど話をすることなく卒業した。多分大学受験に頭がいっぱいだったんだろうが、もったいなかったなと思う。
2年後、京都のCD屋でボアダムスのVISION CREATION NEW SUNを見つけたときに荻須先生のことを思い出して買ってみた。ステレオから流れるSuisidal Cendenciesはそれまでの音楽観をブッ飛ばし、そこからボアダムス、ROVO、Soft等トライバルへの興味を膨らませるようになった。この時、荻須先生もしかしてめちゃくちゃ面白い人だったのでは、と思うようになった。
さらに1年後、初めてフジロックに行った時、ホワイトステージでBRAHMANを待ってる間また荻須先生のことを思い出した。もしかして先生もどっかにいるんじゃないだろうか。今会えたらめちゃくちゃ音楽の話したいんだけど。
そんな感じで10年ぐらい経ったが、今でもたまに先生のことを思い出す。先生、最近どんなん聴いてますか。ぼく今度コーネリアス観に行きますよ。次会えたらまたあの時みたいな話したいっす。
無理なんだろうけど、もう一回会いたい。
荻須先生きっかけで知った大名盤
- アーティスト: Buffalo Daughter
- 出版社/メーカー: V2レコーズジャパン/コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2003/09/18
- メディア: CD
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Apple Musicとメルカリの導入について考える
COMIN'KOBE16
結婚パーティー@京都
(写真は勝手に撮りましたがアップしていいって言ってくれました)
Outside yoshino@旧グッゲンハイム邸
- アーティスト: eastern youth,吉野寿
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2001/08/08
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